東関部屋

<所属年寄・裏方一覧>
師匠 東関(元小結・高見盛)
行司 木村要之助(幕内格行司)
呼出 大吉(幕内呼出)
床山 床鶏(三等床山)


<近況>
・昨年12月、潮丸の先代東関が41歳の若さで死去。2年初場所には八角部屋預かりとして出場し、場所後、高見盛の振分が14代東関として部屋を継承する旨発表された。
・新師匠をバックアップするべく、いずれも先代が部屋の師範代として遇した先々代東関(高見山)や、10代中村(富士櫻 停年退職時に弟子を東関部屋に預けた経緯あり)の力が引き続き欠かせない。もうひとりの師範代である元横綱・曙も元気になって、かつての弟弟子を助けてほしいもの。


主な注目力士
長身本格派の四つ相撲として早くから期待されてきた白虎(H元 兵庫 188 124)だが、平成23年夏場所で記録した幕下13枚目の最高位が遠い。
どうしても受け身の取り口が直らず、また、もう少し肉がついていれば受け切ることもできるのだろうが、体質的に肥りきれぬまま来てしまった感がある。

白虎と同じ中村部屋からの移籍組である美登桜(H4 長崎 181 148)は、元年九州でおよそ3年ぶりの幕下復帰&自己最高位更新。取り口が著しく変わったわけではないが、成績の上では復調の兆しを見せている。年齢的にも今度こそ幕下定着、さらにその上を狙っていきたい。
押すにしても組むにしても、右の脇が空きやすいのが従来からの難点。体型的には押し相撲向きだが、なかなか良い腰を持っているだけに、右はしっかりと固めて当たり、左でおっつけながら上手を引く右四つの型にトライしてみても…と書いたのが昨年度分。現に廻しを取る相撲も増えてきたか。


明徳義塾高を経て、高校の先輩にあたる錦島(朝赤龍)の紹介で東関部屋に入門(30年九州初土俵)した大天馬(H12 モンゴル 189 111)は、前年度分で予想した通り、順調に三段目昇進。2年夏場所新番付では西24枚目と幕下を窺える地位にまで躍進してきた。
均整の取れた体つきと、頭で一つかましていける立ち合いが魅力。当たる際に上体が突っ込みすぎるため前に落ちやすい課題は徐々に直せばいいのだから、まずは土台の良さを損なうことなく、大きく育て上げたい。いずれは四つでも取るのだろうが、当面は低い踏み込みを活かした突き押しの力をつけていくことになりそうだ。まだまだ体力不足の感は否めず、幕下昇進にはもう少し時間が必要か。






創設以来の概略については昨年度分の記事を参照。
東関部屋の次回コラムは来年(令和3年)分の記事にて行うこととします。





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