鳴戸部屋

<所属年寄・裏方一覧>
師匠 鳴戸(元大関・琴欧洲)
行司 式守昂明(序ノ口格行司)
呼出 健太(序ノ口呼出)


<近況>
・元年6月に新部屋が完成。仮住まいの墨田区横川から同区向島へと移った。
・序ノ口から3場所連続優勝で幕下上位進出の欧勝竜、2年春場所で初の負け越し。
・海洋高出身の深沢と拓大出身の萩原が2年春初土俵。今年も有望な新弟子が加わった。


主な注目力士

欧勝竜(生年:平成8年 出身:大阪 身長:178センチ 体重:171キロ)
近大附高~近大で実績をあげ、元年夏初土俵。序ノ口から3場所連続優勝(名古屋・秋・九州)し、幕下15枚目以内に進出した翌場所の3番相撲まで計27連勝したが、その後は幕下上位の壁に直面、四股名を本名の元林から欧勝竜と改めた2年春場所(西10枚目)で2勝5敗と初の負け越しを経験した。部屋創設後の関取第一号を目指し、出直しあるのみだ。

固太りの体格を生かした突き押しが持ち味も、さほど顎を引かず、相手を見ながらじっくり捌いていかんとする。流れに応じて差して寄ったり、投げで崩したりする技能もあり、カテゴリとしては万能型ということになるのだろう。
何でも出来る人の不振場所というのは、えてして何がしたいのか分からないという相撲に見えやすいものだが、それにしても2年春はまったく自分の相撲が取れずに終わった。
しかし「まず基本の押しを磨かないことには何をするにしても効き目がない」というシンプルな体感を本場所の土俵で骨身に染み込ませることが出来たのなら、大敗や挫折にも意味がある。その真価は遠からず発揮されよう。


丸勝(生年:平成12年 出身:新潟 身長:174センチ 体重:136キロ)
新潟・海洋高校相撲部を経て、欧勝竜と同じ元年夏初土俵。4場所連続勝ち越して2年春は幕下が見える地位に迫ったが、さすがに家賃高の色濃く、1勝6敗と崩れた。

174センチの上背ながら胸から当たって二本差し狙い(根は左四つ)。最高位の場所でもある程度中に入ることは出来ていたが、まだまだ腰から下の力が弱く、しゃくって前に出るというこれまでの勝ち味は通じなかった。もう暫く三段目中位あたりで揉まれながら、猛稽古によって相撲力が湧いてくる機を待つことになりそうだ。


櫻井(生年:平成9年早 出身:茨城 出身:184センチ 体重:119キロ)
柏日体高~日体大。欧勝竜や丸勝と同じ元年夏場所デビューで、同名古屋では3人による序ノ口優勝決定巴戦を演じた。しかし、同九州で古傷を抱えていた左膝に加えて右膝も痛めてしまい途中休場。幸い長期休場には至らず2年初~春と勝ち越しているが、両膝の怪我とは今後も長く向き合い続けていかねばなるまい。

長身のソップ体型で、膝の負担を考えれば今後も過度な増量は避けたいところ。左前廻しを浅く引いての寄り身に出し投げなど横から崩していく手筋も備えており、技能派の四つ相撲として素養を高めていけるかが大成に向けた勘所。自分から突いて出ていくような積極性が出てくれば尚の事良い。


安齋
(生年:平成14年 出身:東京 身長:176センチ 体重:119キロ)
中学卒業後の入門(30年春場所)ながら初土俵から1年足らずで三段目昇進を果たした期待株。柔道経験者で相撲は小学校の頃に少しやっただけというのだから、その早い適応ぶりには驚かされるし、三点で当たるような立合いから、パパパっと突っ張ってよく手足を前に進めていく景気の良い取り口にも柔道の影は見えない。
時折、全然腰を決めぬままフェイント気味に立つこともあるが、これは余分。意表を突けているうちは良くても、覚えられれば簡単にかわされてバランスを崩すばかりとなろう。基本通りにしっかりと腰を割り、重みとスピードの両立する立合いを安定させることで揺るぎなき地力をつけていきたい。
俄然稽古相手に恵まれ始めたことも追い風に、そろそろ三段目下位を抜け出したい頃合いだ。


三島(生年:平成12年 出身:島根 身長:191センチ 体重:132キロ)
高校時代は師匠と同じレスリング経験者。欧勝竜・櫻井・丸勝らと同じ元年夏に初土俵を踏み、目立ちこそしないが、5場所連続の勝ち越しで三段目中位にまでのし上がってきた。

190センチを超える長身、胸で当たって(もしくはかち上げて)から、相手を自分の高さに引き上げていきたい。この身長・体格なら、将来的にも別段頭でかましていく必要はないと思う。
本人は7~8年で関取に上がるという堅実な目標を掲げており、その計画からすれば、現状はまだまだ
駆け出し期。今のところ番付面での出世は順調だが、今後一時停滞したとしても焦らず、力士としての土台を固めることに軸足を置けるか。大きな怪我をすることなく、3年後の幕下昇進を見据えたい。


2年春初土俵の注目株、深沢→欧深沢(H13 石川 184 125)と萩原(H9 北海道 182 114)については、サンプル不足のため来年度分に回すこととしたい。





創設以来の概略については昨年度分の記事を参照。
鳴戸部屋の次回コラムは来年(令和3年)分の記事にて行うこととします。






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