ものすごく個人的な感想ですが、常々、大成龍と大喜翔、魁と出羽ノ城って似てる(風貌や取り口を合わせた総体として)よなあと思っていたので、今場所の夢の対決(?)が実現して、勝手にテンションを上げていました(笑)


6-0深井(送り出し)輝富士5-1
立ち合い、右でかち上げていった深井に対し、輝富士は右を固め左はおっつける形で鋭く踏み込んだが、深井反応良く、左に開いて右で叩き、輝富士泳ぎながら懸命に右で突かんとする手を左で払うようにして向正面赤房方向へ送り出した。
THE深井という反応とセンスに頼った相撲。ただ、立ち合いの威力が相手に伝わり、次の動きに移る素早さとあいまって、足の距離をしっかり取れていましたから、見た目ほど危ない内容ではありませんでした。
お世辞にも好内容とは言えないにせよ、優勝がかかる最終盤の局面において、こういう相撲で勝てる強み、一番勝負での勝負度胸という点では価値が大きいのも確か。
5日目の記事で「優勝争いのダークホース」と書いた男が、いよいよ幕下での初優勝に王手をかけました。


5-1菅野(押し出し)4-2西川
立ち合いの圧力、左ハズの正確性、前傾で出ていったときに露呈する危なっかしさまで(汗)あまりに菅野が正代すぎてビビってます。物言いがついたとはいえ、内容的にはライバル西川を寄せ付けぬ完勝。いや~強いですね。まだ早いかなと見ていましたが、これなら15枚目以内でも十分通用しそうだ。


6-0北の若(寄り倒し)石崎5-1
石崎の立ち合いは、左で右でもなく純正の真っ向勝負、凄い突き刺さりだったのですが、北の若いつもの安定姿勢で動じない。石崎、明瞭とはしないものの、最初は左ハズ右おっつけにかかりたかったように見えて、しかし左を引っ張り込まれたことで左を深く差す流れに移行、右おっつけで北の若の左を絞ろうとしますが、北の若左で下手を探って掴み、石崎の腰を引き寄せておいての右上手、胸を合わせる体勢に持ち込む。石崎が左右へ体を逃がそうとする仕掛けにも腰の具え万全、しっかり両廻しを引きつけ腰をぶつけながら正面へ寄り倒した。
石崎は土俵下へ首からまともに落ちる非常に怖い形。北の若に1つだけ注文をつけるとすれば、最後の場面、左の下手は離しておいてほしいところでした。



※次回の更新は13日目分となります。序ノ口・序二段・三段目の優勝に関わる取組も掲載予定。



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