8-3明生(突き落とし)朝乃山10-1
明生は立合い、照ノ富士戦のようには突き起こしていかず、そのままもろ差しを狙ったので朝乃山を起こせず。差し勝ちはしたものの、上手を引いて東へ回っていく朝乃山の動きにまっすぐ体を合わせるようについていってしまい、腰は朝乃山よりも高い位置で力の向きが上から下。
朝乃山左上手で振ると見せたので、明生は足が遅れて揃い加減。つまり、展望で書いた「隙間」が生じ、そこを朝乃山(左から捻りつつ)反対の右から突き落とし、薄氷を踏む勝利を手にしました。
明生がどうすべきだったかは、放送で武隈親方が話した通りですが、立合いで起こしきれず、動きが詰まってしまった時点で出ていくことに精一杯だったのかなという気もします。あるいは二の矢で明生の両足の間へ交差するようにして入った朝乃山の右足が、明生の足を遅らせる要因になったのかもしれません。
朝乃山としては、立合いしっかり当たれたので、その貯金がギリギリで生きたというところでしょうか。あの当たりができたからこそ、右を差し負けてほしくはなかったですが、無理に巻き替えたりせず、引っ張り込めてしまったのは良かったところ。しっかり我慢して相手に圧力をかけ、突き落としを決める条件を揃えられてはいたのかなと。
明生の取り損ないというよりはなるべくしてなった展開。その起点は立合いにあったように思います。
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明生は立合い、照ノ富士戦のようには突き起こしていかず、そのままもろ差しを狙ったので朝乃山を起こせず。差し勝ちはしたものの、上手を引いて東へ回っていく朝乃山の動きにまっすぐ体を合わせるようについていってしまい、腰は朝乃山よりも高い位置で力の向きが上から下。
朝乃山左上手で振ると見せたので、明生は足が遅れて揃い加減。つまり、展望で書いた「隙間」が生じ、そこを朝乃山(左から捻りつつ)反対の右から突き落とし、薄氷を踏む勝利を手にしました。
明生がどうすべきだったかは、放送で武隈親方が話した通りですが、立合いで起こしきれず、動きが詰まってしまった時点で出ていくことに精一杯だったのかなという気もします。あるいは二の矢で明生の両足の間へ交差するようにして入った朝乃山の右足が、明生の足を遅らせる要因になったのかもしれません。
朝乃山としては、立合いしっかり当たれたので、その貯金がギリギリで生きたというところでしょうか。あの当たりができたからこそ、右を差し負けてほしくはなかったですが、無理に巻き替えたりせず、引っ張り込めてしまったのは良かったところ。しっかり我慢して相手に圧力をかけ、突き落としを決める条件を揃えられてはいたのかなと。
明生の取り損ないというよりはなるべくしてなった展開。その起点は立合いにあったように思います。
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