12日目の展望
1遠藤--●-●-白鵬10
最近の対戦では、白鵬が体当たりの立合いから左右へいなして密着を許さずに取る狙いを徹底。遠藤の低い立合いを警戒してか張り差しの立合いに出ることはなくなっており、たしかに体当たりでほどほどに当たりつつ、相手を見ながら自在に動いていくという戦法がもっとも安全と言えるのでしょう。
とにかく組み付かれさえしなければどうにでも成るというのが白鵬のプラン。張り差しの余地があるとすれば、明生戦のように一度不成立を挟んだ2度目なりに、右で張りながら左へ動くくらいか。
遠藤としては、うーん…正直これといったアイデアはありませんが、白鵬が迂闊な右張り左差しの立合いに来てくれることに望みを抱いて、初勝利をあげたときのようなベストの立合いを目指すしかないのかなと。
極めて可能性の低いボツネタで行くなら、先場所御嶽海戦で見せた右四つ仕様の立合いが面白い。左足から踏み込む右四つ狙いであえてミスマッチを狙い(つまり重心を右足ではなく左足の方に傾け)、左前廻しを取って白鵬の右を殺せば、白鵬はこれを抜いてくれるので左を深く差せる、そこから右前廻しを引く体勢へと進展させられれば勝機が出てくるかもしれません。
この場合の肝はひとえに左足から踏み込む当たりの精度。白鵬の右かち上げに起きず、左前廻しを引く、ないし左おっつけで右を殺せるかどうか。おっつけの角度が良ければ、朝乃山戦のような左巻き替えという流れもハマりやすい。
遠藤がこうした戦術を頭の片隅にでも置いているのなら支度部屋でも一定の準備はするはずなので、NHKのレポーターがその旨を伝えるようならにわかに期待感は高まります。
2御嶽海---○○●朝乃山1
要となるべき右からの攻めが高く、どうにも攻めの格好が定まらない今場所の御嶽海。いかに一番相撲で驚異的な強さを発揮するとはいえ、日の出の勢いの朝乃山を止めるにはエンジン不足が否めないか。
立合いで左上手を与えない上手さ、あるいは取られても体を入れ替えるような動きで巧みに切ることもできますが、その後勝ちに持っていくための手続きをどうするのか。
奇襲案としては、やはりというべきか御嶽海が時折繰り出す立合い変化が挙げられます。無論あまり見たくはないのですが、反面、今の朝乃山が変わられたときにどういう対処を出来るか見てみたいところではありますし、特に右(朝乃山から見て左)への変わり身はほぼほぼ予想していないと思うので、当たると見せてパッと右へ飛ばれたときについていけるかどうか…ですね。
1遠藤--●-●-白鵬10
最近の対戦では、白鵬が体当たりの立合いから左右へいなして密着を許さずに取る狙いを徹底。遠藤の低い立合いを警戒してか張り差しの立合いに出ることはなくなっており、たしかに体当たりでほどほどに当たりつつ、相手を見ながら自在に動いていくという戦法がもっとも安全と言えるのでしょう。
とにかく組み付かれさえしなければどうにでも成るというのが白鵬のプラン。張り差しの余地があるとすれば、明生戦のように一度不成立を挟んだ2度目なりに、右で張りながら左へ動くくらいか。
遠藤としては、うーん…正直これといったアイデアはありませんが、白鵬が迂闊な右張り左差しの立合いに来てくれることに望みを抱いて、初勝利をあげたときのようなベストの立合いを目指すしかないのかなと。
極めて可能性の低いボツネタで行くなら、先場所御嶽海戦で見せた右四つ仕様の立合いが面白い。左足から踏み込む右四つ狙いであえてミスマッチを狙い(つまり重心を右足ではなく左足の方に傾け)、左前廻しを取って白鵬の右を殺せば、白鵬はこれを抜いてくれるので左を深く差せる、そこから右前廻しを引く体勢へと進展させられれば勝機が出てくるかもしれません。
この場合の肝はひとえに左足から踏み込む当たりの精度。白鵬の右かち上げに起きず、左前廻しを引く、ないし左おっつけで右を殺せるかどうか。おっつけの角度が良ければ、朝乃山戦のような左巻き替えという流れもハマりやすい。
遠藤がこうした戦術を頭の片隅にでも置いているのなら支度部屋でも一定の準備はするはずなので、NHKのレポーターがその旨を伝えるようならにわかに期待感は高まります。
2御嶽海---○○●朝乃山1
要となるべき右からの攻めが高く、どうにも攻めの格好が定まらない今場所の御嶽海。いかに一番相撲で驚異的な強さを発揮するとはいえ、日の出の勢いの朝乃山を止めるにはエンジン不足が否めないか。
立合いで左上手を与えない上手さ、あるいは取られても体を入れ替えるような動きで巧みに切ることもできますが、その後勝ちに持っていくための手続きをどうするのか。
奇襲案としては、やはりというべきか御嶽海が時折繰り出す立合い変化が挙げられます。無論あまり見たくはないのですが、反面、今の朝乃山が変わられたときにどういう対処を出来るか見てみたいところではありますし、特に右(朝乃山から見て左)への変わり身はほぼほぼ予想していないと思うので、当たると見せてパッと右へ飛ばれたときについていけるかどうか…ですね。